Takeji Hashimoto 研究室

主宰者:Takeji Hashimoto
京都大学

AI 要約(直近 5 年の研究成果)

本研究室は、高分子溶液の流れによる構造形成メカニズムの解明に取り組んでいます。特に、静電紡糸プロセスにおいて、帯電した流体がノズルから吐出されてから繊維化に至るまでの過程で、どのような構造が形成されるのかを調べています。この現象を理解するため、高速ビデオ撮影、光散乱測定、X線回折など複数の測定手法を組み合わせ、流れ場の速度分布や伸張速度といった流動特性を直接観察・定量化しています。 研究の中心テーマは、流れ誘起相分離による秩序構造の自己組織化です。高分子溶液が急速に伸張されるプロセスでは、ポリスチレンやポリ(ビニルアルコール)など異なる種類の高分子において、「ストリング」と呼ばれる線状の相分離構造が形成されることが報告されています。さらに、温度応答性高分子であるポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)の水溶液を用いた研究では、昇温時の物理的ゲル化現象および相分離の動的過程を詳細に追跡し、核生成・成長機構とスピノーダル分解といった異なる相分離経路の違いを明らかにしています。 これらの知見は、静電紡糸で得られる超微細繊維の内部構造(フィブリル凝集体や配向した結晶化)の成因理解へと結実しています。研究室では、流れ場における高分子鎖の動力学と最終的な繊維構造との関連性を総合的に解析することで、高機能繊維材料の設計・製造に向けた基礎的知見を蓄積しています。

※ AI(Claude)が、公開されている論文要旨から研究の問い・手法・主要な発見を事実情報として抽出・再構成して自動生成しています。誤りを含む可能性があるため、正確性は研究室公式情報でご確認ください。

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