Kazushi Kanoda 研究室

主宰者Kazushi Kanoda
東京大学

AI 要約(直近 5 年の研究成果)

本研究室は、有機分子導体や関連する物質系における電子相関現象を中心に研究を展開しています。具体的には、電子間のクーロン相互作用が強く働く系で、電荷・スピン・格子の複雑な相互作用がもたらす様々な量子現象を解明することを目指しています。主な対象は、ベンゼン環やイオン性含有分子から構成された結晶で、その幾何学的フラストレーション(競合する相互作用)により、スピンが秩序化しない量子液体状態や、通常と異なる機構の超伝導が実現します。 手法としては、核磁気共鳴分光(NMR)や核四重極共鳴(NQR)などの局所的な磁気プローブを主軸に、ラマン分光やテラヘルツ分光、電子スピン共鳴などの光学手法、さらに高圧下での物性測定を組み合わせています。加えて、赤外やテラヘルツ光パルスを用いた非平衡励起実験も実施し、物質の電磁環境を制御した新しい物性発現の研究も進めています。 主な発見としては、三角格子上のスピン系で量子液体状態の存在を示唆する証拠や、圧力制御による金属-絶縁体転移(モット転移)の詳細、ドープされた系での非従来型の超伝導機構(BEC-BCS相転移)の観測が挙げられます。さらに、一次元系では電荷・スピンソリトン(トポロジカル励起)の発見や、強い光励起による超伝導性の誘起など、電子相関に基づく多彩な現象を実験的に検証しています。

※ AI(Claude)が、公開されている論文要旨から研究の問い・手法・主要な発見を事実情報として抽出・再構成して自動生成しています。誤りを含む可能性があるため、正確性は研究室公式情報でご確認ください。

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