Susumu Komiyama 研究室

主宰者Susumu Komiyama
東京大学

AI 要約(直近 5 年の研究成果)

本研究室は、電子デバイス内の電子の振る舞いと熱現象を極低温環境で直接観測する技術開発に取り組んでいます。特に、赤外線領域とテラヘルツ波領域の光を高感度で検出するセンサーを開発し、それを用いてナノスケール(数十ナノメートル以下)での電子温度分布や熱の流れを可視化することを目指しています。液体ヘリウムを用いない冷凍機で極低温に保つことで、バックグラウンドノイズを抑制し、微弱な信号を精密に測定できる環境を実現しています。 特に注目しているのは「ホットエレクトロン」と呼ばれる高いエネルギー状態の電子です。通常、電流が流れると電子は格子(原子の骨組み)に熱を逃がしてエネルギーを失いますが、本研究では特定の材料やデバイス構造において、電子と格子が熱的に分離された状態が生じ、電子だけが高温に保たれる現象を発見しています。こうした非平衡状態の電子ダイナミクスを理解することは、エネルギー損失が少ない高効率な次世代デバイス設計の基盤となります。 また、グラフェンのような二次元電子系において磁場下での光放射現象も研究しており、開発したテラヘルツ検出器を用いてこれらの微弱な信号を捉えています。ナノスケール領域での電子の動きと熱を同時に計測する新しい測定手法は、電子デバイスのエネルギー効率化に向けた物理的な理解を深める上で重要な役割を果たしています。

※ AI(Claude)が、公開されている論文要旨から研究の問い・手法・主要な発見を事実情報として抽出・再構成して自動生成しています。誤りを含む可能性があるため、正確性は研究室公式情報でご確認ください。

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