Yoshihiko Ihara 研究室

主宰者Yoshihiko Ihara
北海道大学

AI 要約(直近 5 年の研究成果)

本研究室は、核磁気共鳴(NMR)分光法を主要な手段として、強い電子相関を示す物質の磁気的・電子的性質を微視的に調べています。特に強磁場領域での測定に力を入れており、パルス磁場を用いて50テスラを超える極限環境での実験を実現しています。銅酸化物超伝導体、有機導電体、kagome格子磁石、希土類化合物など、多様な物質系を対象としながら、原子核スピンをプローブとして局所的な磁場環境を検出することで、物質内部の電子状態を解き明かしています。 研究の中心的な問いは、複雑な磁気構造や電子秩序がどのように形成・安定化されるのか、そして強磁場下でこれらの状態がどう変化するのかということです。超伝導と反強磁性が共存する銅酸化物やBEDT-TTF系有機塩では、秩序と無秩序の間の微妙な競合関係を調べています。Mott絶縁体から金属への磁場誘起転移など、電子相関によって生じる新奇な現象の機構解明にも取り組んでいます。さらに理論との協働により、Dzyaloshinskii-Moriya相互作用など、磁気構造を決定する微視的な相互作用の役割を明らかにしています。 これらの研究を推進するため、本研究室はパルス磁場発生技術の開発も手がけています。高純度銅コイルの液体ヘリウム冷却や電気二重層コンデンサを用いた効率的な電源システムなどの工夫により、長時間で安定な強磁場環境を実現し、NMR測定の信頼性向上に貢献しています。

※ AI(Claude)が、公開されている論文要旨から研究の問い・手法・主要な発見を事実情報として抽出・再構成して自動生成しています。誤りを含む可能性があるため、正確性は研究室公式情報でご確認ください。

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